アーカイブ Pop
11月 30, 2006 に 11:54 am
· カテゴリー: Pop
生まれて初めての「ジャケ買い(正確には借り)」作品です。CD屋の店頭で何度もデカロ先生に見つめられ、気になって調べたところ知るひとぞ知るAORの超名盤なのでした。昔なら子供だったのでこういう音楽は聴かなかったでしょう。そういう意味では機が熟し出会うべくして出会ったということになります。ジョニ・ミッチェルやトッド・ラングレンの曲も採り上げられており二度びっくり。表ジャケはなんだか仏頂面ですが裏では笑ってます。これはいいアルバムでした。
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11月 30, 2006 に 11:34 am
· カテゴリー: Pop
自分の音楽的嗜好から考えて今まで未聴だったのが不思議なトッド・ラングレン。何か無意識的に回避していたのでしょうか。顔?いやいや。大好きなXTCの名作「スカイラーキング」のプロデューサーということでニアミスしていながら、一癖も二癖もありそうで敬遠してたのかもしれません。しかし今回初期の傑作と言われるこの作品を初めて聴いて良い意味で先入観が裏切られました。彼は意外に甘くいい声をしている!そしてフツーに良い曲を書く!ただ、そこで「我慢してられない」のが良くも悪くも彼の個性なのだと知らされました。要するに大阪弁でいうところの「イチビリ」なわけで、これさえなければもっとメジャーに売れているのだろうに・・・と思ってもおそらく本人は全然気にしないのでしょう。ジャケットを見て受ける印象と音が見事に一致して、冷たく硬質で美しいポップの名盤であります。
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11月 6, 2006 に 5:19 pm
· カテゴリー: Pop
空気公団について詳しいことは知りませんがリンク先のアマゾンによると「99年に出したファースト・ミニ・アルバム。キーボードを中心に緩やかにグルーヴする、シュガーベイブ~ティン・パン・アレイ直系のジャパニーズ・ソウル的サウンド」ということらしいので、音楽的には70年代ポップスの後継ということになるのでしょう。まさにジャケットの写真に象徴されるように、都会のちょっとはずれに暮らすひとの日常をそっと取り出したような、懐かしさや切なさを感じさせるやさしい歌です。無垢と言ってもいいのかも知れませんが子供じゃなくて大人の歌。ちょっとくぐもったような録音も逆にいい雰囲気。夕暮れに車で聴いてると昔忘れた何処かへ行ってしまいそう。
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11月 5, 2006 に 5:26 pm
· カテゴリー: Pop
「桜の木の下」といえば「死体が埋まっている」という常識が aiko の登場によって覆されました(←嘘)。私は女心について全くの無知ですから彼女の詞に共感も理解も出来る筋合いのものではありませんが、それでもこの作品は愛聴しています。喋るとただちっこい元気な大阪の女の子なのに、聴いて面白い凝ったいい曲を書くんですもんね。あざとくなりそうでそうならず、それが個性になっている。普通っぽい声もいいです。というか積極的に好きかも。一つ気になるのは時折変な発音で詞が別の言葉に聞こえることですが、あれはわざとやっているのでしょうか。
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11月 2, 2006 に 11:32 am
· カテゴリー: Pop
オリジナル・アルバムとしては「Point」以来5年ぶり。Cornelius を聴くと、作者の生活圏にお邪魔するあるいは彼の脳内を散歩しているような気分がしてくるんですね。あらゆる音楽に目配りして新しいことも知っているのに、出来上がる音が極めて個人的。この作品も例えて言えば、世界最高の知識とセンスを持った服飾職人が持てる能力を駆使して、自分だけの部屋着を作ったような感じ。だからポケットが付いてないとか、着方が独特でわかりにくいとか、本人にとっては割とどうでも良いであろう部分が部外者にとっては戸惑いの原因になるような。そういう疎外感を実は感じたりします。メロディが弱いかなという印象も、大向こう受けするサービス精神の不足(あるいは押しの弱さ)から来ているのかも。しかし実際はただマニアックなだけではなくてポップで聴きやすく、決してリスナーを拒否してはいないんですよね。こういう間合いの機微と、Cornelius の音楽の感覚的な繊細さって、通底しているのかな。とか考えるのは私だけでしょうか。私と同世代の Cornelius の音楽、結構好きなんですが、もうちょっと図太くやってもらっても私は全然構いませんよ。
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11月 1, 2006 に 11:34 am
· カテゴリー: DVD, Pop
DVDは2枚組。1枚目が「ビューティフル・ドリーマー」と題したブライアン・ウィルソンの “SMiLE” 完成までのドキュメンタリー番組。そして2枚目が現在のブライアンのバンドによる “SMiLE” ライブという構成です。The Beach Boys の「スマイル」伝説について知らないひとでも、このドキュメンタリーを観れば把握できるようになっています。加えて、ブライアンの失われた37年の重みと、60歳を過ぎてこのアルバムを完成させたことがどれだけの偉業であるかをも! リスナーは残酷なもので、「ブートで聴いた昔の Smile の方が良かった」「今更完成させても興味なし」という感想を持つ人もいるようです。大衆は偉大な芸術家をキリストのように磔刑に処したいのでしょう。当時完成していたとしたら、確かに素晴らしいものだったとは思いますがより悲壮感の漂う重い作品になっていたのではないでしょうか。現実には「神に捧げるティーンエイジのためのポケット・シンフォニーを作りたい」というブライアンの夢は、逆境の中で孤軍奮闘しても叶えられませんでした。しかし今、理解ある仲間の協力と祝福のうちにそれは成し遂げられました。この完成された “SMiLE” には、過去の作品から断片的にうかがい知れる “Smile” の残滓からは感じ取ることが出来なかった、ブライアンの喜びが音の隅々にまで満ちあふれているように私には思われます。
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10月 31, 2006 に 5:54 pm
· カテゴリー: Pop, Rock
The Smithsのアルバムジャケットは一人の人物がアップになった古いファッション誌の広告のようなものが定番ですが、本作では珍しくタイトル”Meat Is Murder”をストレートに主張したような兵士の姿(しかも四分割)となっています。ジョニー・マーのギターとモリッシーの独特の節回しと詞。80年代のイギリスに限らずとも、The Smithsはユニークな存在でした。スティングは「バンドとは思春期的な幻想に過ぎない」という意味のことを言いましたが、私はやはりバンドの魔法が存在すると思いますし、ポリスもそうですがThe Smithisもそんな一瞬の奇跡を感じさせる音楽を残しました。”The Headmaster Ritual”や”How Soon Is Now?”などが特に好きです。
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10月 28, 2006 に 4:30 pm
· カテゴリー: Pop, Rock
英国が誇るひねくれ系ポップ職人、XTCの1989年の作品です。ごくごく大ざっぱに言ってXTCは一貫してポップではあるものの、初期のパンク風のとんがった勢いのあるサウンドから密室系の個人的な世界へ落ち着いていくという歴史をたどったわけですが(過去形で書いてしまいました・・)、この “Oranges & Lemons” は密室系の “Skylarking”、”Nonsuch” に挟まれながらも明るく開放的な雰囲気に溢れています。これは前作でのトッド・ラングレンとの確執の鬱憤晴らしか、またこのころアンディ・パートリッジに子供が産まれたからではないかと勝手に思っています。当時のロッキング・オン誌に載った、アンディが赤ちゃんを抱いたものすごく幸せそうな表情の写真が今でも印象に残っていますから。個人的なことですがこのCDは大学受験のお供に持っていき、1年生の頃にもよく聴いていた思い出のCDなので、聴けば当時の出来事や気持ちがよみがえります。なおこの作品でドラムを叩いているのは現キング・クリムゾンのパット・マステロットだと最近知りました。クリムゾンでの彼のプレイはズンタカ重くて好きではないのですが、このアルバムではとても曲に合っていて良いので不思議です。
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10月 28, 2006 に 3:47 pm
· カテゴリー: Pop
次作の “Cupid & Psyche 85″ が出たのが1985年ですから当時私は中学3年生だったか。”Hypnotize” という曲を聴いて衝撃を受け、早速LP盤を購入して聴きまくったものでした。そのスクリッティ・ポリッティが以前に出した “Sweetest Girl” といういい曲があるよ、ということをラジオか何かで知って更に買ったのがこのアルバムです。これも確かピーター・バラカン氏が激賞していたはず。Cupid〜と違ってこちらはアコースティックですよ、という予備知識は持っていたため全く違うサウンドにも特に驚きはありませんでしたが、黒人音楽の影響が云々と言われてもMTV的な音しか知らなかった当時の私にはよく分からなかったのが実情です。さて、お目当ての “Sweetest Girl” は噂にたがわず良い曲でした。お経のように淡々と進む(本当のお経は意外に力強かったりしますが)後ろにロバート・ワイアットのキーボードが流れ、なるほどイギリスの人はこういう渋い音楽を作るものかと感心しました。そういえばThe Policeの “Once Upon a Daydream” も似たような雰囲気がありますね。最近やっとCDで買い直し、久しぶりに聴いているのですが若いグリーン・ガートサイドが本当に才気走っていたのが印象的でした。最近作の “White Bread Black Beer” と比べてしまったので尚更です。余談ですが当時の彼はアイドル的人気もありクラスの女の子も聴いていたことを思い出します。
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10月 27, 2006 に 7:43 am
· カテゴリー: Pop
アメリカを代表する音楽家、バート・バカラックの3枚組曲集です。全75曲でこのお値段、これは買わない方が損というものでしょう。今の耳にはクラシックに聞こえますが、当時は異端とも言える斬新な作曲・編曲を施して練り上げられた結果、珠玉のスタンダードとして残っているのです。今まで知らずに聴いていて「この曲もそうだったのか」という発見もありました。ディオンヌ・ワーウィックの歌うものだけ選んでも17曲あります。
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