おそらくどこの家庭にもあると思われるこの作品ですが、もう一冊買い足すなら倉橋由美子版でしょう。巻末の訳者あとがきが秀逸で、これだけでも読む値打ちがあると思います。ただし、倉橋版は「大人のため」の星の王子さまですので、本当に子供の心を持ってこの本に接する純真な人にはお勧めできません。Amazonの書評で星ひとつを付けているのはそんな人なのかな。だけど本当は「自分は子供の心を大事に持っている」と思い込んでいる汚い大人こそ、この本で目を覚ますべきなのじゃないか。訳者のねらいはそんなところにあったのではないか。そんな邪推をしています。またこの本は訳者の絶筆であり、あとがきの日付が2005年6月、そして亡くなられたのが同月10日と知った時には驚いてしまいました。
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ユニバーサルHTML/XHTML 神崎 正英
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ユニバーサルHTML/XHTML 神崎 正英 毎日コミュニケーションズ 2000-11 |
ぼくがはじめてホームページを作成した数年前に一番の教科書にした本。
およそ6年半前に出版された本ですが、未だに古くなっていません。それは、この本がWWWの本質を伝えようとしているからです。当時はブラウザ競争華やかなりし頃で、そこいらのHTML解説本も「文字を大きくするには」「字下げするには」といった場当たり的なHowToに終始する中で、この本はWWWを生み出した精神から説いて、なぜ「正しい」HTMLを書くべきなのかという根本を教えてくれました。その方向性は今でも正しく、XHTML+CSSというスタンダードの順守が今日のブログやRSSの発展に寄与しているといえます。参考書というより教科書的な本ですが、読み物としても面白いのは筆者の才能と人柄によるのではないでしょうか。神崎さんのサイト
http://www.kanzaki.com/
を見てもそんな気がします。おすすめです。
クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
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クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング コグレ マサト いしたに まさき 日経BP社 2007-03-29 |
ずいぶんご無沙汰しています。
最近本職の方でWebサイトの面倒を見るようになって手にしたのがこれ。今までほとんど「マーケティング」という観点でインターネットの世界に関わっていなかったのでなかなか新鮮でした。今までよくわからないままに使っていたブログ(に関わる人たちの)世界のあらましが少し分かったし、中で紹介されているツールの使い方など結構面白かったです。実はこの本の売り方自体がこの本で紹介されている口コミマーケティングの実践そのものであるというのがたいしたものです。


