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Seven Steps to Heaven Miles Davis Columbia 2005-03-15 by G-Tools |
ジャズの魅力と一口にいっても色々ありますが、そのひとつに「洗練」という要素があると私は考えます。他のポピュラー音楽と比べて何かお洒落である、大人っぽい、都会的、等々のイメージで語られる「ジャズ」とは、この洗練という切り口でとらえたものと言えるでしょう。数多いマイルス・デイヴィスの作品の中でも、この “Seven Steps to Heaven” はそんな洗練されたジャズのイメージにぴったりです。全6曲で2種類の違う編成のメンバーの演奏が交互に収められています。1,3,5曲目はピアノにビクター・フェルドマン、ドラムスにフランク・バトラー。ビクター・フェルドマンはセンスの良い売れっ子スタジオ・ミュージシャンで(後にスティーリー・ダン等でも演奏している)、マイルスは自分のバンドに入れたかったもののそうすると彼の収入が減るため無理強い出来なかったという逸話が残っています。そして2,4,6曲目でいよいよハービー・ハンコックとトニー・ウイリアムスが初お目見えします。ピアニストの違いは正直よくわかりませんが、このトニーのドラムスの凄さは私にもはっきり感じ取れます。この後ウェイン・ショーターが加入するまでの間に同メンバーで “My Funny Valentine” と “Four & More” という有名なライブ盤があるので今一つ目立たないアルバムですが、「夜」や「暗さ」を感じさせず、不思議と爽やかな印象が残ります。
